現在、0歳10ヶ月の息子は乳糖不耐症です。
乳糖不耐症とは、(中略)乳糖を消化吸収できず、著しい下痢や体重増加不良をきたす疾患である。
乳糖不耐症の赤ちゃんは、大体無乳糖ミルクにしていると思います。
代表的なのが森永の『ノンラクト』ですね。
乳糖が入っていないので、下痢は治まるのですが、
いかんせん、おいしくない。
いや、飲んだことはないけれど、
息子は明らかに飲みが悪かったです。
乳糖が入っていないから、つまりは甘くないんでしょうね。
離乳食をいっぱい食べてミルクは補助的な役割をしている高月齢の赤ちゃんならまだいいですけど、
当時7ヶ月の息子はまだまだミルクメイン。
しかも、血便&下痢でしばらくは離乳食も中断していたので、
ミルクを飲まないのは死活問題でした。
下痢を止めることよりも、ミルクをごくごく飲んで栄養を摂取してもらうことを優先した結果、3ヶ月も下痢が続くことになってしまいました。
決して、何も対策しないで放置していたわけではないですよ。
あれやこれや色々試した結果、
10ヶ月になった今、やっと固形のうんちに戻ったのです。
ほんと、長かった・・・
その我が家が行った『あれやこれや』をお話したいのですが、
そのために、息子の乳糖不耐症に至った経緯やミルクの変遷をまずはお話させてください。
息子7ヶ月、突然の血便&1日7回ほどの水様便
6ヶ月で離乳食を始め、初めて固形のうんちが出た!!と喜んでいた数日後、
お風呂に入っていたら、息子のお尻から鮮血が。
そう、あれは、血便というより、血そのものでした。
夫はおらず、私1人で息子と4歳の娘をお風呂に入れていたため、プチパニック。
とりあえず、血便は落ち着き、息子の機嫌も悪くなかったので、その日はそのまま寝て、翌朝小児科を受診しました。
その結果は、"たぶん腸炎"とのこと。
そして、お医者さんからは
『下痢が続くと乳糖を消化できなくなるから、しばらくは乳糖不耐症用のミルクにしてね。それで、下痢がおさまったら、徐々に普通のミルクの割合を増やしていってね。』
と言われました。
その時初めて乳糖不耐症という言葉を知った私。
そして、そっか、乳糖不耐症になる赤ちゃん"もいる"のね。ぐらいのスタンスでいました。
まさか、その後3ヶ月も下痢に悩まされるとは思いもしなかったよ!
そして、その後3日ほどは、1日7回も8回も水様便を出すほどの下痢に。
毎回毎回おむつは決壊し、服を着替えさせ息子をシャワーで洗うのがほんと辛かったです。
下痢がひどかった時にお世話になったのがムーニーマン。
うんちポケットにはかなり助けられた!
無乳糖ミルク『ノンラクト』に変えて下痢は治まった・・・が?
早速ドラッグストア(私が愛用しているツルハ)に行って買ってきたのは
森永の『ノンラクト』
乳糖不耐症用のミルクは森永のノンラクト以外にもあるみたいですが、ツルハに売っていたのはこれだけでした。
乳糖不耐症用のミルクは普通のミルクと比べると
約1.7倍高い・・・(涙)
息子のためとは言え泣ける!
ノンラクトを飲み始め、少し下痢も落ち着いてきたと安堵し始めた矢先、
保育園の先生からこんな相談が。
『けいくん、美味しくないからかノンラクトあまり飲んでくれないんですよ』
当時、7ヶ月だった息子は、保育園で200ml/回ほどミルクを飲んでいました。
それが、ノンラクトだと、100ぐらいしか飲まない時も。
息子は、家では完全母乳、保育園ではミルクを飲ませてもらっていたので、
ノンラクトを嫌がる様子は私には分からなかったんですよね。
母乳の場合はそのままでいいよと先生からは言われていたので、家では母乳継続したよ!
飲みが悪い&下痢も落ち着いたため、ノンラクトに普通のミルクを加えることに
お医者さんからは『下痢がおさまってもいきなり全てを普通のミルクに変えないで、少しずつ割合を増やしていってね』と言われていたので、
ノンラクト200+普通のミルク20からスタートし、
次の日はノンラクト180+普通のミルク40と、
1日ごとに普通のミルクを20ずつ増やしていきました。
普通のミルクを足すと、息子の飲みも多少は改善されたようです。
息子2度目の血便
ノンラクト20+普通のミルク200まで進んだ頃、
うんちは柔らかめではあったものの、回数は1日0~1回と少なくなっていました。
なのに、なのに、またまた血便!
今回は、外出先だったので、おむつを持ってすぐ受診しました。
やはり腸炎だろうとのことでした。
問題は、ミルク。
また100%ノンラクトに変えなきゃいけないのかなぁ。
あれ、飲んでくれないんだよな・・・
と不安に思いつつ恐る恐るお医者さんに聞いてみると、
うんちの回数も1日1回程度だし、普通でいいよ!
とのこと。
やったぜ!と心の中でガッツポーズをする私。
私が息子の乳糖不耐症を疑った要因
あれから血便は全く出なくなり、晴れて普通のミルクに戻ったのですが、
下痢は復活してしまっていました。
と言っても回数は1日1~2回ほどで、形も以前のような水様便ではなく、
ドロドロうんち。
ヨーグルトのようなすっぱい匂いが印象的でした。
ただ下痢が続いているだけなら、お腹の風邪かな~と思ったと思うのですが、
明らかにミルクが原因だと思われる症状があったのです。
それは、
『ミルクを飲まない週末だけ固形うんちが出て、ミルクを飲む平日になるとドロドロうんちになる』
保育園が休みの日は、きれいなうんち(うんちにきれいなものなんぞあるのか?というのは置いといて)、保育園に行っている平日は下痢。
保育園と家の違いはミルクを飲んでいるか飲んでいないかしかありませんでした。
やっぱミルクが合わないんじゃ・・・
小児科で母乳だと下痢が治まること、ノンラクトは飲んでくれないことを相談
乳糖不耐症だとほぼほぼ確信してはいたものの、
- 母乳でも乳糖は含まれるはずなのに下痢にならないのはナゼ?
- 乳糖不耐症用のミルク『ノンラクト』を飲んでくれない場合がどうしたらいい?
その辺りが気になったので小児科へ行って聞いてきました。
その回答がこちらです。
- ミルクはダメだけど母乳なら大丈夫という軽度の乳糖不耐症の赤ちゃんはたっくさんいるよ。普通のミルクで下痢になるなら、乳糖不耐症用のミルクに変えればいいんだよ。
- ノンラクトは確かにあまりおいしくないと聞くね。メーカーによって味は違うから色々試してみるといいよ。『MA‐mi』なんかはおいしいと評判だよ!
とのこと。
なるほど。ミルクより母乳に含まれる乳糖の方が分解されやすいのかな?何はともあれ、母乳は継続できそうで良かった。
MA-miというのは、乳糖不耐症用のミルクではなくて、乳アレルギー用のミルクです。
でも、乳糖不耐症の子でも使えるみたい。
早速ツルハで購入。(MA-miもドラッグストアの赤ちゃんコーナーに売っています。)
ノンラクトは300gという小さな缶しか売っておらず、ものの数日でなくなってしまうのですが、MA-miは800gと、なかなかの容量。そして、グラム換算するとノンラクトよりMA-miの方が若干安いので、家計にも優しいです。
病院で試供品をもらえることもあるよ!
約1回分の量がもらえるから、飲ませてみて、赤ちゃんの反応を確認してから買うのがいいかも!
MA-miは拒否されることもなく飲んでくれて、下痢も止まった!
MA-miを飲み始めて1ヶ月。
保育園の先生からは、特に息子が飲んでくれないという話も聞かず、そして、うんちの形も固形になったということで、安心です。
初めての血便&下痢になってから3ヶ月。
長い闘いでした・・・
消化を助ける薬を処方してもらうという方法もあるらしい
完全母乳の子で乳糖不耐症になってしまった子や、乳糖不耐症用のミルクを全く受け付けない子のために、薬を使う方法もあるみたいです。
こちらを読むと、『ミルラクト』という薬を処方してもらったみたいですね。
私がかかった小児科では一切薬の話をされなかったので知りませんでした。
(うちの先生は、ミルク変えればいいじゃん!というスタンス。病院の先生によって治療方法は変わるので、セカンドオピニオンをもらいに行くのもアリだと思います。)
『ノンラクト』を飲まない時の対処法まとめ
- ノンラクト以外の乳糖不耐症用ミルクを試してみる
- 乳アレルギー用のミルクも試してみる
- 薬を処方してもらう
以上の3つになると思います。
赤ちゃんによっては、ノンラクトは飲むけど他は飲んでくれないとか、
薬は全力で拒否される!とか、
色々違うと思うので、
自分にとっても赤ちゃんにとっても一番ストレスのない方法にたどり着けるといいですね。
病院やアカチャンホンポなどで、ミルクメーカーの方による無料相談会をやっていたりするので、そこで相談してみてもいいかもしれません。
番外編:乳糖不耐症でも、乳製品は避けなくても良い
息子が9ヶ月のころ、市がやっている健康診断があり、そこで栄養士さんに相談をしてきました。
離乳食で乳製品は避けた方がいいのかな??
結果は、シチューやヨーグルトなどは食べさせてもOK!
シチューやヨーグルトなどの加工品は、加工されるまでの段階である程度乳糖は分解されてしまうそうです。
そのため、生の牛乳だけ気を付けてもらえれば、あとは、(アレルギーでない限り)乳製品を避ける必要はないみたいですよ!!
実際、うちの息子はシチューを食べてもヨーグルトを食べても下痢にはなっていないので、アレルギーではないのだと思います。
番外編2:下痢が続いている場合、新しい食材はどうやって試そう
うちの子が下痢になったのは7ヶ月の時。
まだまだ離乳食で新しい食材を試さなければいけない時でした。
でも、下痢していると、そもそも胃腸が弱っているのにたんぱく質あげていいの?とも思うし、新しい食材を試しても、元々下痢してるから、アレルギーがあるかどうかも分かりづらい・・・。
ということで、卵をなかなか試せずにいました。
前述したとおり、9ヶ月の健康診断で色々栄養相談した際に、
卵のことも聞いてみました。
そしたら、栄養士さんからはこう言われました。
もう9ヶ月なら、卵を口にしてなくても、何かしらの形で接触はしている。
もしアレルギーなら既に湿疹ができていたりするはずだよ。
見たところ肌もキレイだし、大丈夫だと思う。
下痢はしていても食べさせよう!!
とのこと。
ちなみに、上の子は卵白アレルギーでしたが、乳児湿疹はかなりひどかったです。
そして、周りのアレルギー持ちのお母さんに聞いても、みんな乳児湿疹がひどかったと言っていたので、無関係ではないのかもしれませんね。
上の子が1ヶ月のころ。今見返しても心が痛くなるほど、湿疹がひどく悩んでいました。
ということで、うんちの様子からはアレルギーかどうかは分かりづらいですが、
食べさせてみて、湿疹がないかどうか肌の様子から判断することはできます。
栄養士さんの話を聞いて納得できたのと、下痢が治まるのを待っていたらいつまで経っても進められないので、卵を試すことにしました。
もちろん離乳食あげるあげないなども含めてお医者さんに相談するのがベスト!
乳糖不耐症の息子の今後
牛乳は避けた方がいいとは言っても、その他の乳製品は食べられるし、アレルギーと違ってそこまで大変ではないので、今後も上手に付き合っていくしかないのかなと思っています。
今後、何か変化があったら、こちらに追記していきます!