アコミトライフ

岐阜から水戸に嫁いで数ヶ月で妊娠。14年生まれの娘と18年生まれの息子と共に水戸ライフを満喫している主婦のブログ。

 

スタプリ18話【ネタバレ感想】好きなものは好き!子どもから大人まで届けたい大事なメッセージ

 

 

少し前にTwitterで話題になったツイートをご存知でしょうか??

 

 

 

何遍も言うけど、
「女の子がライダーや戦隊を見ていたら、男の子はその子が泣くまで馬鹿にするべき」

そして、それを乗り越えた女の子だけが、特撮ヒーロー好きになる資格がある。

何故かと言うと、
「男の子向けのコンテンツに間借りさせてもらってる」
と認識を持ってもらう必要があるから。

 

 

また、

女の子が男の子向けのおもちゃを買うことはできない!と反対するお母さんに対して、

だったら男の子になる!と泣きながら訴える女の子の動画も同じく話題になりました。

 

 

 

もうツッコミどころ満載なのですが、

様々な超名人、企業も、これに反応し、モノ申してました。

 

 

もちろんプリキュア関係者も。

 

 

 

 

 

 

スター☆トゥインクルプリキュアのプロデューサー、柳川あかりさんが、

スタプリ18話を思い出すテーマだとツイートしている通り、

まさしく、18話は、

『好きなものは好き!と言っていい!』

がテーマであり一番伝えたいことのように感じました。

 

 

ということで、18話はもう1ヶ月ほど前の放送になりますが、

今さらながら振り返りたいと思います。

 

 

 

 

スタプリ18話『つかめ新連載☆お母さんのまんが道!』のあらすじ

 

話の中心は漫画家である「ひかる」のお母さん「星奈輝美」。

 

 

雑誌に新作漫画が掲載されることになったお母さん。

 

SFやファンタジーが得意なのに、

編集者からは「売れるものを描いて!」と言われ、

無理やり売れ筋テーマと言われている「イケメン・恋愛・医療」を全て合わせた「恋せよイケメンドクター」を描くことに。

 

 

こういうのって漫画に限らず、音楽の世界でもよくあるよね。自分の書きたい(歌いたい)歌と売れる歌の違いに悩んだり・・・

 

 

お母さんの漫画の一番のファンでありお母さんの一番の応援者であるひかるは1冊の漫画を取り出します。

 

 

ひかるは小さいころ、お母さんに描いてもらった世界で1つだけの漫画を「お子ちゃまが読むものだ」と、同級生にバカにされます。

 

 

泣いているひかるに対し、お母さんはこう言います。

 

『好きなものがひとと違ったっていいじゃない。

 ひかるが好きなものは、ひかるだけの宝物なのよ。

 だから大事にしてね。』

 

 

この言葉は一生の宝物にしたい!座右の銘にしたい!

 

 

ひかるやララたちに応援され、頑張るも、出版社から「こんなんじゃ連載は無理だ」とダメ出しされる。

 

「漫画家は無理かも・・・」と落ち込む母。

 

それでも「お母さんの漫画大好きだよ!」と励ますひかるに対し、

「大好きだけじゃだめ。連載を持てなきゃ漫画家として続けられない」と言う母。

 

そこに、テンジョーがやってきて、お母さんはノットリガーにさせられてしまいます。

 

 

戦いながらも、

ひかるはお母さんに、「お母さんの漫画好きだよ!」と伝え続けます。

 

 

戦いが終わり、素に戻ったお母さんは、ひかるが大切にしているひかるのためにお母さんが描いた漫画を手に取り、あの頃を思い出します。

 

そして、ひかるにこう言うのです。

 

『わたし、もう一度連載目指す!

 自分の好きなものはその人だけの宝物だもん。

 その気持ちを大事にすれば、きっと読者にも伝わると思うから』

 

あぁ!なんか!こう私にもズキューンとくるわ、この言葉!!好きを大事にすれば、同じくその好きを大事に思って応援してくれる人が現れるよね!

 

 

路線変更してファンタジーを描いた母。

 

編集者に見せたら、大うけ。

自分が面白いと思ったものを大事にしたい。と。

 

編集者も「売れるもの」にがんじがらめになっていたのかもしれないね。

 

 

親子であっても、相手の「好き」を邪魔する資格はない

 

確かにプリキュアは女の子向けのアニメであり、

視聴者層も、圧倒的に男の子より女の子の方が多いでしょう。

 

特撮ものはその逆で男の子の方が観ている人数は多いと思います。

 

かと言って、男の子だってプリキュアは観ていいし、好きでいい。

 

女の子も、特撮や戦隊ものが好きでいい。

 

それを他人がとやかく言うものではないし、言ってはいけないはずです。

 

 

我が家には4歳の娘と1歳の息子がいます。

 

4歳の娘には、特に女の子らしく!とか育てたつもりはありませんが、

勝手にプリキュアやプリンセスが好きになり、

ピンクが好きになり、

リボンやお花などキラキラかわいいものが好きになりました。

 

でも、それは「女の子だから」ではないんですよね。

 

たまたま、娘が好きなものがそうだっただけ。

 

 

その影響を多分にうけている1歳の息子も、

もしかしたらライダー系よりプリキュアを今後好きになるかもしれないし、ならないかもしれない。

 

それを決めるのは、

親でも先生でも友達でもなく、本人なのです。

 

それでいいと思っています。

 

 

ただ、4歳の娘の発言を聞いていると、

男の子なのに!女の子なんだから!と言うことが多いのも事実。

 

性の違いを認識し始めるのもきっとこれぐらいの年齢なんだと思います。

 

「〇〇くんは男の子だから青だね!」

と言うたびに、私は

「男の子でもピンクや赤が好きでもいいんだよ」

と諭すのですが、果たしてどこまで理解しているのやら・・・

 

 

でも、今は理解していなくても、

何回も何回も、伝えていこうと思っています。

 

物や事の捉え方、感じ方の土台を親は作ってあげられたらいいなと思っているよ!

 

 

プリキュアのメッセージは子どもにも十分伝わっている

 

プリキュアにはこのように鋭いメッセージが込められていることが多々あるのですが、

果たして子どもにそれは伝わっているのか。

 

ただただストーリーやキャラクターを楽しんでいるだけではないか?

(もちろんそれでもいいのだけど)

 

と思っていました。

 

 

ところが、

 

この18話を観た数日後、

 

お絵描きをいていた娘がこう言ったんです。

 

 

「お子ちゃまでもいいんだもんね!」

 

と。

 

たった一言でしたが、

あぁ、ちゃんとプリキュアが伝えたいことをこの子は理解しているんだ。

と感動してしまいました。

 

 

理解していることを本人が認識しているかどうかは分からないけれど、

少なくとも、心のどこかにアンカーのように引っかかってくれるんじゃないかと思います。

 

そういう意味でも、プリキュアは本当に子どもに見せたいアニメなんですよね。

 

キャラクターのかわいさだけじゃなく、

1年を通して、

様々なメッセージを伝えてくれるプリキュアは本当にすごいと思います。

 

 

ひかるのお母さん目線で観ると・・・

 

描きたいものと売れるものが違うというのは、前述した通り、どの世界でもあると思います。

 

もちろん路線変更してうまくいくならいい。

 

納得して自分も楽しめるならいい。

 

でも、

少なくとも私は、好きなものを「好き!」と伝えていきたいなと思いました。

 

「好き」な気持ちを封印しても、私は長続きしないので^^;

 

そして、「好き」を発信し続けた結果、

多くはないかもしれないけれど、

ひかるのような応援してくれるファンがついてくれたら、

これ以上ない喜びじゃないですか?

 

 

まぁ、まずは、自分の「好き」ってなんだろ??

そこからだったりするんですけどね。

 

 

今の時代はSNSが発達しているので、

自分の好き(までいかなくても「お気に入り」でもいいよね)を発信する場はたくさんあります。

 

 

そんなものはお子ちゃまだ~!!

とはやし立てる側ではなく、

「そんなの関係ねー!!」

精神で、

好きなもの発信をし続けていきたい。

 

 

そう思った第18話でした。